2009-07-06から1日間の記事一覧

そろそろ……

『反=近代文学史』(中条省平 文芸春秋)を読む。 漱石の『こころ』を内面の特権化を極限にまで突き詰めた作品とし、ここに現われ出た内面の特権化の傾向が日本の近代文学をある部分でやせ細らせたのではないかという疑問を出発点に、中条省平は、『こころ…