2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

静かに送る日。

北九州の上野朱さんから、イサオちゃんの訃報が届いた。 元炭坑夫でカメラマンで、時に飄々と、時に涙を流しながら、ヤマの仲間たちを撮ったイサオちゃん。 足が少し不自由になっていたとは聞いていたけど、車の運転はしているというから、ああ、元気にして…

毒を抜く

昨夜は横浜でオキナワンナイト! 相鉄ムービル3階 サムズアップ。出演は、SHY、ジョニー宜野湾、寿。7時半スタート、11時近くまで歌う、歌う。久しぶりの沖縄の匂い。本日から、4日間の断食。最低限の栄養分の入った酵素を溶かし込んだ水だけを1日1.8リッ…

あたまの底のさびしい歌

かまくらブックフェスタで、以前から気になっていた本を一冊購入。『あたまの底のさびしい歌』(宮沢賢治 画:川原真由美 港の人)。賢治が友人・家族に宛てて書いた11通の手紙。それは私宛てに書かれたものでもあるよう。時に私が書いたものであるよう。 賢…

第14番 凶

今日は鎌倉・妙本寺境内の小さなギャラリーで、「かまくらブックフェスタ」。11月に、雑誌「風の旅人」で連載していた文章を単行本にまとめて、連載タイトルのままの書名で『犀の角問わず語り』を出してくださる「サウダージブックス」の浅野さん、「港の人…

風吹く良き日

台風の一日。原稿を一本。原稿の合間に断続的に時間をかけて読み継いでいた『カンバセーション・ピース』(保坂和志)を読了。「私というのは暫定的に世界を切り取るフレームみたいなもので、だから見るだけでなく見られることも取り込むし、二人で一緒に物…

明日の時の長さは?

テオ・アンゲロプロス『永遠と一日』を独り観る静かな夕べ。束の間、通り雨。「明日の時の長さは?」 「永遠と一日」『永遠と一日』。舞台はギリシアの港町テッサロニキ。詩人の最後の一日。その一日は、思いがけず一日を共に過ごすことになるアルバニア系ギ…

自分を驚かす。

11月刊行の2冊の本の初校ゲラがほぼ同時に届き、どちらも今週末までに戻さねばならぬというタイトなスケジュールで、ゲラを見つめすぎて、目が寄り目になって元に戻らない。と、言いつつも、本日はハコちゃんの一歳の誕生日で、思わず買い物に出て、思わ…

やっぱり、ここがいい

陸前高田の高田保育所の園長先生から、写真集『未来へ伝えたい 陸前高田』が届いた。 「想い出の陸前高田」「2011.3.11」「津波の爪痕」「被災前・被災後の姿」が市民の寄せた写真で構成されている。私は被災後の陸前高田しか知らない。被災前の失…

東京でも、チェチェンの集い

集中講義3日目。へとへとクタクタです。さて、お知らせ。 - チェチェンを忘れないで──裁かれない人権侵害──『アルディ−時効はない』上映とトークの集い日時:10月9日(日) 14時−16時30分(13時30分開場)会場:明治大学リバティータワー6階 1065教室交通:JR中…

熊本週間

昨日から熊本。まずはチェチェン写真展の会場である新市街・カフェオレンジへ。店主(魔女ともいう)のヒサコさん、展示準備の一切を引き受けてくれたカメラマンしもちゃんに会う。 カフェオレンジの隣には、やはり魔女がオーナーで、魔女の好みの本しか置か…