2012-11-13から1日間の記事一覧

記憶は死者が命じる。

『災厄と身体 破局と破局のあいだから』(季村敏夫 書肆山田)を読む。 そこには、心の深いところからじりじり滲み出して、出会った者の心の深いところへとじんと染みこんでいく、そういう限りなく沈黙に近い声がある。たとえば、「死なんとぞ、遠い草の光に…