2019-12-09から1日間の記事一覧

『ヴァルター・ベンヤミン』  メモ3  名づけるものとしての言語

創世記 すべては名づけの言葉からはじまる。 著者の柿木さんによって語られる、ベンヤミンの「純粋言語」、名づけとしての言葉 人間の言葉は突き詰めれば「名づける言葉」である。言葉を発するとは、名づけることなのだ。 神が、創造した世界を「きわめて良…

『ヴァルター・ベンヤミン』  メモ2

24歳のベンヤミンの言葉。 夜に抗って闘う者は、その最も深い闇を揺り動かして、夜の光を引き出さなければならない。この命がけの大いなる努力においては、言葉は一つの段階にすぎない。しかも、言葉が最初の段階ではありえないところにのみ、言葉はありうる…