2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

1948年~1949年、ある朝鮮人の若者が、ソウルより日本へと、在日朝鮮人の友に宛てた手紙の中の言葉。

たくさん学べ。君はいま祖国の現実をどう見ているのか分からぬが、いま祖国は学徒を呼んでいる。われらは水を飲みたい。喉が渇いている。だが、われらの喉を潤してくれる者はひとりもいない。力を尽くして学べ。僕は、ただ、学ぶことのできない、学べない環…

「無数の安寿、あるいは声のアナキズム」 @ 20190618立教大学「こっちあっちの人類学」(奥野克巳教授) ゲスト講義草稿

「無数の安寿、あるいは声のアナキズム」 前置き1 私の国籍 昔、自分のことを在日・韓国人と思ってました。物心ついた時から、自分は韓国人であると。(日本国籍でも、北朝鮮籍でもないという意味で) ところが、最近になって、韓国から取ってきてわが家の…

大事なこと  メモ

入会地/共同性/コモンズ/ともに実践する 入会地(コモンズ)の囲い込み としての近代資本主義 入会地を失い、命を落としていった死者たちをふたたび、新たな入会地に呼びだすということ。 芸能。 「さあ、全歴史の死者であるわたしたちがここにいて再び死…

土に還る /  早川ユミ『野生のおくりもの』を読みだした。

奈良に来ています。 あとひと月ほどで、奈良に完全に移住です。 ひとり本読む夜、 早川ユミさんが14歳のときに、ある陶芸作品に出会って、一瞬にして「土に還る」ということばがからだにすっぽり入ってきて、人生の根っこのひとつになったという経験をしたと…

きのう、国立のギャラリービブリオで朗読したことば。水が流れるように。

タブラに捧ぐ 2019年6月8日@国立・ギャラリービブリオ ~『太陽と月とタブラの申し子、ディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディを唄う狂犬が吠えると』に寄せて~ はじまりは、狂犬の、愛してるよ! といういかがわしい呼び声だったのでした、 わたしは愛を…