2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「場」をめぐるメモ

イメージの水底へ降りる、と今福さんは言った。 (きのう「原写真論」の刊行記念トークを聞きに京都まで行ってきたのだ) (そうか、やはり、水なんだな) 言語的な限界をイメージで突破できないか、とも今福さんは言った。 (言語は言語であること自体に、…

メモ「祭文」について。 (復習)

祭文とは、祈願・祝呪・讃歎の心を神や仏にたてまつる詞章。 そもそもは陰陽道系の呪詞、神・仏・儒のいずれでも用いられた。 平安時代中期以降に、信仰とは関連の薄い「祭文」がつくられる。 神事・仏事の俗化とともに、「祭文」も俗化してゆく。 祭文俗化…

メモ 「説経」について。(復習)。

そもそもは「説経」とは、仏教の「唱導(仏法を説いて衆生を導く語りもの)」を源とする。 唱導師による「説経」。これは、関山和夫によれば、「節付説教」の意。 単なる説教(法話)ではなく、語りのパフォーマンスになっているということ。 これは、たとえ…