『越境広場』第7号 金東炫「なぜ済州から沖縄を読み解くのか」  メモ

「済州から沖縄を読み解くことは「国家とは何か」を問うと同時に、「国家」を経由しない地域の思惟と連帯の可能性を打診することである」 [前提] 太平洋戦争末期、済州もまた、沖縄同様、本土決戦に備えての捨て石の島とすることを想定されていた。 日本の…

 島だからこそ、あらわに見えること

戦後日本で、沖縄のさらに南の八重山の小さな島・石垣島で起きていた出来事は、同時期、朝鮮の済州島で起きていた凄惨な事件ともつながる、その後の、民主主義の使者として米軍が乗り込んでいったあらゆる場所にもつながる。島だからこそ、あらわに見えるこ…