座敷童子という生き方

『人間合格』(井上ひさし)と『人間失格』(太宰治)、この2冊が仲間うちでのヨミ会(読書会)の次回の課題図書。ヨミ会の若いメンバーから「人間失格」を再読しようという提案があったのが昨年末で、そのときに詩人がるがんちゅあが「人間合格」も合わせて読もうと提案したのだった。実は私は『人間失格』が鳥肌が立つほどきらい、(その理由を今回再読して冷静に探ろうと思っているのだが)、『人間合格』は鳥肌が立たずに読めるだろうか。ほのかに期待。

『すべての終わりの始まり』(キャロル・エムシュウィラー 国書刊行会)。収められている短編のタイトルに心わしづかみされて思わず図書館で借りる。「私はあなたと暮らしているけれど、あなたはそれを知らない」。まだ読んでいない。でも、座敷童子がこのなかにはきっといるはず。この本がわが部屋にあると幸せがやってくるはず。そのように勝手に決め込んでいる。(とかなんとか言ってる暇があるなら、読んでみなくちゃね)。座敷童子的なありようは、私の理想の生き方。

チェホフ『子どもたち・曠野』。味読すべく書棚から取る。さて、ゆったりと順番に読んでいこうか。