日曜日は恵比寿で秋田から東京に越してきた友人の歓迎会、月曜日は自由が丘で中学生相手に与太話、火曜日は渋谷で現代詩を読む会、水曜日は恵比寿で京都から上京してきた友人を囲んでの食事会、木曜日は東銀座でハンセン病がらみの集まり。引きこもりが基本の生活であるのだが、いつになく、慌しい一週間。人に会うのがいつになく嬉しい一週間。
慌しさのなかで、相も変わらず、翻訳、テープ起こし、さらに土曜日に恵泉女学園大学で行なわれるケータイ川柳審査のために応募作を読む。1400句(苦)。
テープの中から、栗生楽泉園の詩人谺雄二さんが話しかけてくる。「差別とにらめっこするのではなく、社会と向き合わなくちゃいけねえ。いつまでもハンセン病にとどまってちゃいけねえよ」「ブルースだ。俺らも俺らのブルースを持たねえとな」「文学は命の開発だよ」。
命を開く言葉を思う。