三河島

三河島に行ってきた。日暮里から常磐線で一駅。その昔、1930年頃、朝鮮から日本へと渡ってきた祖父が最初に住んだのが三河島で、三河島→川崎→鶴見と、我が家は移り住んできた。

今日の三河島。駅のホームに立っていると、眼下の教会から出てきた人の電話の話し声、「ウン、イッタガ チョナ ハッケ!(うん、あとで電話するよ!)」。韓国語。

駅前の路地。韓国料理モンシリの横には「カラオケ東京」、お客のほとんどは韓国人。食堂マッチャラン(味自慢)のおばさんは、光州出身。なかなか美味しい。。(全羅道の食べ物は韓国で一番美味しいんだとおばさん)。生ビール小ジョッキを頼んだら、小がないから中を出してあげると、サービス。常連さんらしいおばさん二人が、韓国語で激しく会話。テレビでは韓国のドラマ。喫茶ウィーンではゲーム機のテーブルでコーヒーを飲む。やはりおばさんたちの韓国語が飛びかう。(おじさんたちはどこにいるのかな?)

三河島も不景気きわまりないのだそうだ。数年前に入管によってビザなし就労者が一掃されてしまってからというもの、そして、ビザなし就労者の多くが働いていたカバン工場、靴工場が場所を移ってしまってからというもの、韓国系の食べ物屋さんもお客さんが減って大打撃なんだそうだ。

この町の7割は済州島出身と、食堂のおばさん。

夜は娘の家で、生まれたばかりの孫をいじくる。