東北から戻ってきて一週間

6月14日に陸前高田市を訪ねた。
朝から一日、ボランティアで、広田町の水道工事の会社の倉庫で、泥と瓦礫のなかから拾い集められてきた水道管や蛇口やネジを洗い続けた。
気仙町、高田町、海から町の背後の山まで真ったいらな土地に広がる市街地がすべて津波になぎ倒されたその跡を見て、息をのんだ。今は書くべき言葉を持たない。

 これはひたすら洗った水道管のネジとか蛇口とか。