刻みつける

24日から始まる「ゆふいん文化・記録映画祭」の第4回松川賞受賞4作品を観る。25日に、審査員として、この4本の中から一本、選ばなくてはならない。


「刻みつけることは記録することではない。記憶ですらないかもしれない。刻みつけるというのは、この世界にあるものに自分たちの息を吹き込むこと。それを忘れた人々が、文字で記録するという死を、世界に持ち込んだ」(保坂和志カフカ式練習帳 第十八回)より。