多動の日々。

6月23日大阪・鶴橋界隈を歩き、詩人金時鐘さんと会い、ささやかな宴。


24日大分・湯布院に飛び、「ゆふいん文化・記録映画祭」に参加。
http://movie.geocities.jp/nocyufuin/home.html
オープニングは松川八州雄監督『映像叙事詩 みちのおく』。これはとんでもなくすごい映画だった。赤坂憲雄の東北学の映像版のようであって、抒情、諧謔、風刺、映像美にあふれた映画。


25日、『原発切抜帖』(土本典昭監督)、松川賞受賞作品『ばっちゃん引退』『原爆投下を阻止せよ』『Cuba Sentimental』『むかしむかしこの島で』を観る。手堅く作られた佳品ばかり。しかしこれだけ立て続けに観れば、とてつもなく疲れる。だいたい23日から夜ごと1時2時まで飲んでいるのもよろしくない。25日の締めくくりは『Canta Timor』(広田奈津子監督)。この映画には驚いて目が覚めた。25歳女子、東ティモールで耳にした歌の魅力にとりつかれ、歌に導かれて東ティモールを訪ねる旅は、そのままインドネシア軍に踏みにじられてきた東ティモールの独立への軌跡を追う旅になる。まったく自然体の、ゆったり、おおらかで、同時にまことに真摯な、歌と人と記憶と未来への旅の記録。必見。
http://www.canta-timor.com/


26日帰京。7月初めに陸前高田に運ぶ物資の整理を友人と深夜まで。

27日、ハコちゃんを昼から預かり、この数日間の疲れの底からこみあげてくる眠さをこらえて歌って踊る。くたくた。