譬如劫水

海の近くの高史明さん宅を訪ねた。親鸞の話を聞いた。帰宅して『浄土三部経』を開く。『教行信証』を繙く。『浄土三部経』のなかにある「海」のイメージが、『教行信証』のなかで膨らむさまを追う。『浄土三部経』と『教行信証』の間には、生身の親鸞流罪で流されてきた越後の海。居多が浜。


これはまた別の水と光のイメージ。無量寿経より。
譬如劫水 弥満世界 其中万物 沈没不現 滉瀁浩汗 唯見大水。彼光光明 亦復如是 声聞菩薩 一切光明 皆悉隠蔽 唯見仏光 明曜顕赫。