メモ。神話をめぐって。開く、聴く、歌う、踊る、生きる

神話学者ジョーゼフ・キャンベル曰く、
「私たち自身の生活の美は、生きていること自体の美しさにどの程度までかかわっているのだろうか」 
「人々はよく、われわれは生きることの意味を探っていると言いますが、人間がほんとうに探求しているのは、たぶん生命の意味ではありません。人間がほんとうに求めているのは、いま生きているという<経験>だと思います」
「あなた自身の意味とは、あなたがそこにいるということ」
「神話は歌です。それは肉体のエネルギーによって生気を吹き込まれた想像力の歌です」
「永遠とは今後の時間ではない。永遠とは長い時間でさえない。永遠は、時間とは無関係です。永遠は時間領域内のあらゆる思考が切り離している<いまここ>の次元です。ここで永遠をとらえない限り、他のどんなところでもそれはとらえられません」
「神話というのは詩魂の故郷であり、芸術に霊感を与え、詩を鼓吹するもだと思います。人生を一編の詩と観じ、自己をその詩の参与者とみなすこと。それが私たちにとっての神話の機能です」「言葉の形式というよりも、行動と冒険の形式としての詩です」
「生命体の本質は、それが他のものを殺して食べることにある。それこそが神話が扱うべき偉大な神秘だ」


ワーズワース曰く
「われらの誕生は眠りと忘却に過ぎない/われらの内に生まれる魂、われらの命の星は/存在の基盤を別に持ち/はるか遠くからやってくる」

ある神道の神官曰く
「私どもに神学はありません。私たちは踊るのです」


世界の歌を聴くこと、世界の歌を歌うこと、そのためには、自分の耳を開くこと、そして踊ること。