ご案内 〜チェチェンにまつわる〜

私も関わっている「チェチェン連絡会議」の新たな出発のためのイベントの案内です。
このイベントでは、私も出演しているドキュメンタリー映画「いって・らっしゃい」(ザーラ・イマーエワ/岡田一男 2012年)が上映されます。

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開催日時: 2012年12月2日(日曜日) 夕刻18:00−21:00
会  場: 文京シビックセンター5F 会議室C
アクセス: 地下鉄東京メトロ丸ノ内線南北線「後楽園」都営三田・大江戸線「春日」駅真上。
(予約の関係上、チェチェンの子どもたち日本委員会 「いって・らっしゃい」上映会と掲示されています)
会  費: 500円+カンパ大歓迎

<式次第> 
開会 18:00 司会 村山敦子

代表挨拶 18:10 青山 正(市民平和基金およびチェチェン連絡会議代表)

事務局からのお知らせとお願い 18:20 村山敦子

対談 18:30 チェチェン支援運動の始まりを振り返る
林 克明 (フリー・ジャーナリスト)
青山 正 (市民平和基金およびチェチェン連絡会議代表)

1994年に第一次チェチェン戦争が勃発すると、戦争に反対するさまざまな試みが、市民レベルで始まりました。チェチェンの抵抗運動戦士たちの母親と、侵攻に駆り出されたロシア兵士の母親たちが、手を携えて、ロシアの首都モスクワから、チェチェンの首都グローズヌイまで、平和行進をするというアイディアは、日本の原水爆反対に始まった平和行進のアイディアが、反映したものでした。当時、モスクワで活動されていた日本山妙法寺僧侶、寺沢潤世師と、ロシア語留学中だったジャーナリスト、林克明夫妻は、母親たちのバスに同乗して、チェチェンを目指しました。

この平和への市民の活動は、注目を集め、東京では、青山正さんの市民平和基金の立ちあげに、アメリカ、ボストンでは、チェチェンの子どもたち国際委員会の組織化に結びつきました。以来、ささやかではありますが、この運動が、チェチェン連絡会議となって現在に至っています。現地で、活動された林さんと、東京でサポートされた青山さんに、当時のことを証言していただき、明日に向かっての提言をしていただきます。

休憩 19:30 チェチェン関連 古書 新刊書 DVD 物品など廉価販売の予定です。
連絡会議活動資金あつめに、古書など無償提供をお願いします。

19:45
岡田一男(映像作家・チェチェンの子どもたち日本委員会共同代表)
チェチェン連絡会議の今後の活動のご案内 
とくにチェチェンの女性映像作家・国際アートセラピーセンター「DiDi」創立者ザーラ・イマーエワさん招聘計画(2013年2月-4月)について

ビデオ上映 20:00「いって・らっしゃい」 55分 2012年 ザーラ・イマーエワ/岡田一男
在日韓国人作家、姜信子と、亡命チェチェン人女性ジャーナリスト、ザーラ・イマーエワは、カザフスタンへの対話の旅にでた。そこは、20世紀の歴史に翻弄された二つの民族が、遠い異郷で接点を持った土地だった。1937年、ロシア極東、沿海地方在住のコリアン=高麗人19万人が日本軍国主義への加担を疑われ、また1944年には、北カフカス在住のチェチェン人が、ドイツファシズムへの加担という濡れ衣で、中央アジアカザフスタンに民族丸ごと強制移住させられた。劣悪な移送と過酷な環境、飢えと、寒さと伝染病に、老人、婦女子、人口の3分の1(高麗人)、半数以上(チェチェン人)が犠牲となった。それでも人々が生き残ったのは、人びとが民族の違いを乗り越えて助け合い、明日に希望を託したからだった。

閉会 21:10