不覚にも、村上春樹新刊を読んだ。

生き方を変えようと思う。
捨てるべきことは捨てて、断つべきものは断って、
独りで立って、シンプルに、生きることを味わって、楽しんで、
でも「楽」に淫することはなく、筋の通った人生(と、こういうことをついつい言うから、社会派とかなんとか呼ばれて窮屈なことになる)、でも、とりあえずは、筋は通して、
歩き方も、食べ方も、動き方も、働き方も、詠み方も、書き方も、語り方も、歌い方も、楽しく変えていこうと思う。

ここのところ、ずっと語り物関係を読んでいる。

説経節』(平凡社東洋文庫
説経節を読む』(水上勉 岩波現代文庫
『語り物の宇宙』(川村二郎 講談社
死者の書身毒丸』(折口信夫 中公文庫)
『琵琶法師』(兵藤裕己 岩波新書
瞽女さん』(杉山幸子 川辺書林)
寺山修二の『身毒丸』も再読せねば。

語り物は読めば読むほど楽しい。身に響いて、染みこんでいく。

それから、合間合間に、
『ゆうじょこう』(村田喜代子 新潮社)
『女は太もも』(田辺聖子 文春文庫)
『短歌があるじゃないか。』(穂村弘東直子沢田康彦 角川ソフィア文庫
ユルスナールもぱらぱらと。金井美恵子も読まなくちゃと、目に見えるところに置いてある。

うっかりついつい不覚にも
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』も読んでしまいました。