光明真言、融通念仏、時宗、真宗仏光寺派  メモ

「一人の唱える念仏は万人に、万人の唱える念仏は一人のために」

これは融通念仏(大原の良忍が宗祖の念仏信仰の一派)の考え方。
叡尊の光明真言に通じ合う。

光明真言:光明真言の功徳と同信者の助け合いによる救済、その確認のために名前を過去帳に記入する。仏菩薩に依存するのではなく、人間同士の連帯による後世の保証。


融通念仏:結縁者は名帳(念仏帳)に名前を記し、一日に百ぺん念仏を唱えることを約束する。
そして、時宗には往生の保証としての過去帳真宗仏光寺には名帳絵系図


ただし、時宗浄土真宗仏光寺は、僧侶が往生の成否を決める存在として生き仏扱いされる「知識帰命」がある。
光明真言と融通念仏は「知識帰命」をあからさまに言うことはない。というような違いはある。


ここで重要なのは、融通念仏的、時宗的な、過去帳・名帳類に人びとを結縁させることを重視する宗教活動が、13世紀後半に畿内を中心に展開されたらしいということ。


なるほど、なるほど。
と興味深く読む私は、説経の決まり文句を、たとえば小栗判官「一引き引きては千僧供養、二引き引いては万僧供養」というあの印象的なフレーズを想い起こしている。