12月30日 『大松明まるき』(斎館、庭上)

以下、宿坊多聞館のHPより。

各町の若者の代表が羽黒山山頂に上り、悪鬼・邪悪の象徴とされるツツガムシを模った大松明を作り上げる。

斎館で松聖によるお祓いを受けた若者達は大松明の材料となる綱・網・簾などを斎館から山頂まで担ぎ上げる。

担ぎ上げた材料と、あらかじめ用意されている「カクマ」と呼ばれる枯萱をもちいて、巨大なツツガムシを作る作業は上四町と下四町が二手に分かれて、早さと出来ばえを競いながら行われる。


15:00頃 『松の礼』と『榊供養』(庭上)

夕方、法螺貝の合図とともに、大松明が出来上がると松聖が各々松打という役者と共に 登場し、大松明に向かい祈願する。

祈願終了と同時にふたりの松打は大梵天まで駆けていき、御幣を吊るし上げる早さを競う(『松の礼』)。

その後、参加者一同はお神酒と昆布、丸飯を頂く(『榊供養』)。



三山神社、庭上。地元手向地区の若者衆(20代〜40代)により作られた巨大つつがむし。これは「先途方」のもの



巨大つつがむし。「位上方」。



響きわたるホラ貝の音とともに、やってくる松聖たち。



大松明に向かい祈祷。背中を見せているのが「松打」


祈祷が終わるや、松打が大梵天まで走って、御幣を吊るした。



しめくくりに、大松明の上の箕の中に備えられていた小さな丸飯を皆が食べていた。