渚に立つ  メモ  つづき

「同質はこの世に存在しない。同質は存在しないと知った者だけが人を愛するという苦悩を生きうるのだ。異質ゆえにひびき合う魂、ひびき合いつつなお己れの固有の理由にこだわる精神だけが私たちを、一人一人をよく自在な方位へ展開させるのかもしれない」