奈良散歩 その2 夕方に思い立って、真弓山長弓寺 

先月末に奈良に越して、ようやくあたりを見回す余裕も出てきて、ご近所探索をはじめている。 
なにしろ神々(修験、新宗教、権威によって邪教淫祠にくくられた神々も大いに含む)の山、生駒山は目の前。
ご近所には真言宗天台宗融通念仏宗といった宗派の寺も多数。
そうだろうとは思っていたが、この界隈は修験の行き交う山であり、谷であったようだ。
山を崩して住宅造成された町の片隅に「役行者」像があったりする。
わがやの近所の地名は、これもまた「湯屋谷」「蛇喰」と意味のありそうな名。
さて、今日は歩いて20分ほどの真言宗 真弓山長弓寺へ。
よくある行基開基と伝えられる寺。
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入口はいきなり鳥居で「伊弉諾神社」とある。

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でも、これは明治以降のことで、伊弉諾神社と呼ばれている社は、もともとは長弓寺内にあった牛頭天王社。明治以降こうなったと寺内の伊弉諾神社の由緒書にはっきりと書かれていた。

長弓寺の境内東側にある伊弉諾(いざなぎ)神社は明治神仏分離以前は牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)と呼ばれ、寺伝では聖武天皇が長弓寺の鎮守として建てさせたものという。長弓寺の参道入口に鳥居が立つことからもうかがえるように、近世以前は神仏混交の信仰が行われていた。

⇑ これはwikiから。とりあえずの参考までに。

 長弓寺内、伊弉諾神社(かつての牛頭天王社)。なんとも近代的な風景ですわ。

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 そして、寺による神の名の書き換えの証言。由緒書(⇓)。

明治の初めに書き換えたまま、そのことを口外せず、そのうち<神々の明治維新>の記憶すら失ってしまっている寺社が多いなかで、もしかしたらここはひそかに気骨がある?

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 さらに辺りを見回すと、伊弉諾神社入口の灯篭(!)には、はっきりと牛頭天王宮と刻まれている。

 

長弓寺本堂  鎌倉時代の建造物。国宝。拝観料300円をお賽銭箱に入れたのに、もう夕方だったので本殿は閉じられていて、平安時代作という木造十一面観音立像は拝観は出来ず……。

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この本堂脇に「役行者」がいます。

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 「役行者」の周辺には、西国巡礼三十三箇所碑だとか、三十三観音だとか。

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この西国一番から三十三番までの観音様たち。見たところ、古くは宝暦、寛政のものもいれば、平成のものいる。歴代の檀家、信者たちの奉納だろうか。 

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これは法華院境内の不動明王。法華院の本尊は愛染明王だが、禁撮影。

同じく法華院境内の地蔵像にはカエル。これが今日出会ったカミサマかな。

 

この寺は水子供養の地蔵が実に多い。

寺のHPを見れば、地域との共生を謳い、こころの相談室があり、さまざまな芸能文化のイベントを開催している。

現代版「里修験」的機能を目指しているかのような。

http://chokyuji-yakushiin.com/

 

ここ長弓寺では毎月二十八日に護摩祈祷をしているともいう。今度行ってみよう。