2010-04-05から1日間の記事一覧

小猿の夢

「沼地のある森を抜けて」(梨木香歩 新潮文庫)。読了。全宇宙の始まりにたったひとつだけあった細胞の、すさまじい、絶対的な孤独。そこから「物語」は生まれ、連綿と紡ぎ出されていく。「物語」を「生」に置き換えても、「死」に置き換えてもよい。そのど…