2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧
ここ数日、ハンセン病関係の資料読みで、「黒川温泉ホテル宿泊拒否事件に関する 差別文書綴り」を読んでいる。世間の声を代表するかのようにして実名や匿名でハンセン病回復者に送りつけられてきた言葉の数々。読むほどに気持が沈んでゆく。どうして、これほ…
「よみがえれ!夢の国アイスランド 〜世界を救うアイデアがここから生まれる〜」 ドキュメンタリー映像『ドリームランド』上映&トークイベント - アンドリ・スナイル・マグナソン(アイスランド作家)×竹村真一(文化人類学者) - 33歳の若さで二度のアイス…
さて、いま頭の中を占めているのは、韓国文学(李清俊「あなたたちの天国」)の翻訳の仕事のこと、これからの小さな旅おおきな旅のこと、読むべき本読みたい本のあまりの多さのこと、二次元の言葉と三次元の言葉の葛藤のこと。「本は読めないものだから心配…
美人浪曲師玉川奈々福と数寄屋橋でピザを食べる。モッツァレラと下仁田葱のピザ。美味い。表現について語らう。世界への違和感と問いとをけっして手放さずに言葉を探り続ける、<隘路>をゆく表現について。そして、読む一瞬一瞬に歓びが宿る表現について。…
原稿脱稿後、二日間、腑抜け。心の隙間を物欲が襲う。今のところは禁欲成功。北九州から元司書うた村住人上京。自由が丘で四方山話。秘技とりならべの話に心ときめく。「とりならべ」の画像を後日送ってくれることに。(乞うご期待)。九十歳の小島信夫の最…
elmikamino様 お手紙は、あの人、この人の手から手へ、今は私の手のうちにあります。ありがとうございます。どうかこの返信が届きますように。
以下、貴重な記録を世に送り出すための、わが友人の悪戦苦闘の試みのお知らせです。賛同してくださる方、是非ご協力を! ロングインタビュー 鶴見俊輔 戦後日本人民の記憶 DVD制作費協力&予約のお願い昨年の秋から冬にかけて、鶴見俊輔さんに合計8時間余り…
書かない、書きます、書く、書けば、書けない、書けよ、書こうかな、原稿五段活用、呻吟中。昨日会った詩人がこう言った。 在所の災いは在所の祈りで。 4・3事件当時の済州島では、連日針金でつながれた島民の死体が浜にあがり、連日島のシャーマンが浜辺…
土曜日に大菩薩まで行ってきた。新宿からバスで大菩薩峠への登り口の上日川峠へ。登り始めは、雨。ポンチョをすっぽりかぶれば、暑い。傾斜が強くなってくると、きつい。暑くてきつくて下を向いて歩く。晴れていれば見えるはずの富士も周囲の山々もガスの中…
銀座阪急の好日山荘にて登山靴を買う。ここの男性の店員さんがプロフェッショナル、山をまったく知らぬ私に、懇切丁寧、くどくならずに明快に、一々すとんと腑に落ちる説明。たとえ一回しか登らぬのでも、登山の足もとの安全は確実にすべし、山を登るのは一…
峠、野麦峠、小仏峠、大菩薩峠、峠に行こうと思い立ち、どうせなら大菩薩峠、あれこれ調べて、どうもひとりで行くのはアウトドア派ではない私には困難のように感じて、添乗員同行の大菩薩嶺登山日帰りツアーを発見して、嬉々として、あっという間に申し込む…
いま、私のまわりで、とっちらかっている本。『神谷美恵子・エッセイ集? ―いのち・らい・精神医療―』(ルガール社) 『生きがいについて 神谷美恵子コレクション』(みすず書房) 『罪と罰の彼岸』(ジャン・アメリー 法政大学出版局) 『「大菩薩峠」を読む…
午前七時に新宿駅西口から高速バスに乗り、松本→新島々→上高地着午後一時。上高地帝国ホテルにタッチ&ゴー、午後三時半には白骨温泉行きのバスに乗り、午後四時半過ぎに白骨着。駆け抜ける突風のような小旅行。 ホテルの背後には雪をかぶった穂高。でっかい…