2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2018年8月21日 ブリティッシュコロンビア大学にて。

まずはこの絵。タイトルは「記憶の森」。by 屋敷妙子。 ギャラリーの壁面いっぱいに広がる巨大コラージュ作品だ。 現在は中国の武漢博物館に収蔵されている。 この「記憶の森」は、2011年3月11日以降の時の流れのなかで、 2014年4月〜2015年3月までの一年間…

震災から一年半後に、線量計を携えて、自転車で、奥の細道をたどった記録だ。忘却と記憶の分岐点で、金まみれ嘘まみれの忘却への標識を拒んで歩く記録だ。

たんたんと旅はつづく、たんたんと読んであとをついてゆく、 この道は忘却と記憶の分岐点ばかりで形作られている道なのだ、 人間の記憶なんてはかないもので、まだ終わっていない震災すら忘れてゆく、 分岐点にとってかえして、記憶の方へと歩き直すのは、か…

 八重洋一郎詩集 『日毒』 怒りの爆発!!

「日国 琉球侵入以来 各島々は如何になったか」 その知らせを中国の福州琉球館にもたらした八重山の役人がいる。 それをうけての中国側の記録はこう伝える、 「……光緒五年日人が琉球に侵入し国王とその世子を虜にして連れ去り国を廃して県となし……只いま島の…