2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

のびのび熊本でムチャ振りトーク

風邪ニモ負ケズ、熱ニモ負ケズ、九州ツアー報告第3弾。 10月25日(金)午後7時からは、熊本の橙(だいだい)書店にて、熊本文学隊「橙大学」番外編だいたい大学にて、文学隊番頭さんの跡上史郎さんとトーク。これは、ほとんど、ムチャ振りや迷走や暴走でお…

語り継ぐ覚悟

風邪ニモ負ケズ、熱ニモ負ケズ、九州ツアー報告第2弾。10月24日午後に西南学院大学で、1時間と言われたのに1時間半しゃべってしまった後に、九大の近くの箱崎のブックス・キューブリックに移動。午後7時半から、上野朱さん(古本アクス店主、記録作家上野英…

小さな巨人 キム・スチョル

風邪ニモ負ケズ、熱ニモ負ケズ、九州ツアー終了。10月24日、まずは午後4時から西南学院大学で、ドキュメンタリー『鳳仙花 近くて遥かな歌声』(木村栄文作 1980年)にまつわる話。歌を導きの糸として、日本による植民地支配の歴史と、その歴史がもたらした日…

かもめ組出帆!

10月もはや半ば。あわただしい。13日の土曜日は、わが家の小さい人の保育園の運動会で、ほぼ40年ぶりくらいに「玉入れ」なんぞをやらされて、そのやる気のなさを小さい人の母親や友人に指摘されたりもした。(へそ曲がりには、あのような団体競技はちょっと…

孤独に連帯する

10月14日、仙台で、「外国人被災者支援プロジェクト」の一環として催された「せんだい移住者・子どもフェスティバル」で垣間見たこと。そもそも支援プロジェクトの趣旨は以下のようなもの。 「東日本大震災によって被害を受け、復興に向けて日夜たたかってい…

説教節という企み。

かねてより思うところあり、つい先日お手紙で石牟礼道子さんに作品の薩摩琵琶による説教節化をお願いしたところ、ご快諾の返事をいただいた。 石牟礼さんも、かつてチッソ東京本社前で座り込みをしていた頃、目が見えなくなり、いいんだ、盲目の琵琶弾きにな…

浪曲の本領は、「粗野にして不調法」

正岡容『定本 日本浪曲史』をひもとく。 序章「浪花節是非」より。「全く世に、浪花節ほど識者の顰蹙をかいながら、僅々五十年近くの間に全大衆の心の隅々まで食い入ってしまった演芸もあるまい。いや、今日でも文化人の過半数には食わず嫌いに嫌い抜いてい…

響きあう声の場への招待

本日、新潟日報文化面に掲載の、日韓語り芸の競演『浪曲からパンソリへ、パンソリから浪曲へ』(10月7日開催)にまつわる文章です。 - 『響きあう声の場への招待状』 語り芸。たとえば日本で言うなら、浪曲、説教節、瞽女唄(ごぜうた)等々。韓国ならば、…