2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「歎異抄」後序にこうある。

聖人のつねのおほせには、弥陀の五劫思惟の本願をよくよく案ずれば、ひとへに親鸞一人がためなりけり。さればそれほどの業をもちける身にてありけるを、たすけんとおぼしめしたちける本願のかたじけなさよ、と御述懐さふらひしことを、いままた案ずるに、善…

 なぜ「語り」なのか、ということを想いつつ。

保坂さんの本を読むほどに、私はなにかどこかにおそろしく駆り立てられる。以下、『遠い触覚』より。「(それら)歴史はフィクションだ。フィクションとして最高ランクのフィクションと言える、それらのフィクションを相対化するたえには、フィクションの起…

 「オシラ神の発見」遠野市立博物館第41回特別展のパンフを引っ張り出した。

去年の今頃は、遠野や陸前高田や津軽や恐山あたりをうろうろしていたのである。 そのとき買い込んでパラパラとしてしか見ていなかった「オシラ神の発見」をしっかりと読み直した。オシラ神の祭主・祀り手は誰か? についての概略が書かれていて、これがいろ…

 新潟日報にて2015年4月より連載中

津和野編、四天王寺編と10回分を、下記サイトにアップしています。「あんじゅあんじゅさまよい安寿」現在は、上越高田を巡り歩いて、24回まで連載は進行中。挿絵は、前回の連載「カシワザキ」@新潟日報 と同様、屋敷妙子です。これから佐渡、津軽、福島と巡…