2010-12-24から1日間の記事一覧

厄介な人々

司馬遼太郎『故郷忘じがたく候』を25年ぶりくらいに読んだ。鹿児島の朝鮮人陶工の村・苗代川と沈寿官を描いたこの小説は、薬の副作用で失意のどん底に突き落とされた長島愛生園の金泰九さんに、民族の誇りと生きる力をもたらしたという。ここ数日、金泰九…