天罰

この3日間で高校生作文を100本読んだ。あと30本残っている。妙なのは、書き手は165人いるはずなのに、言葉遣いこそ違うものの、内容を支えている価値観はほとんど大差ないこと。全国の互いに面識もない高校生同士が、どうしたら頭のつくりがここまで似るかな……。すごいな、日本の教育は。ともかくも、クローン作文165本を読むというのは、おそらく何かの天罰であろうと思われる。シーシュポスかアトラスかプロメテウスのような……。


『東北再生』(赤坂憲雄小熊英二・山内明美 イースト・プレス)、『菅江真澄と旅する』(平凡社新書)、『鳥の仏教』(中沢新一 新潮文庫)を川崎の丸善で買う。
『東北再生』はポスト3・11の必読書だと思う。特に山内明美さんの論考が胸を打つ。


明日から北九州。