多動な疑似一歳児

一歳児にロタウィルスをうつされ、ふつう大人(老人除く)は感染しても発症はしないものだというネットでの解説に、私は一歳児並みかと(もしくは老人かと)憤慨しながら、吐き気をこらえて布団のなかに丸まり、それでも往生際悪く本を読み続け、読んでいたのは古川日出男の『馬たちよ、それでも光は無垢で』(新潮社)。
震災から一か月後に福島入りした古川日出男のいかにも古川日出男らしい祈りの言葉の群れ。これを読むうち、やっぱり福島に行こうと思った。福島⇔柏崎の見えない光の道を自分なりにきちんと捕まえなくてはと思った。そのまえに陸前高田にも今年中にもう一度行かねばと心が騒いだ。陸前高田は来週。これは決まり。福島は年が明けてから。
わけもわからず多動。