昨年末のこと、 植民地期に日本に渡り、九州でドサ回りの大衆芝居の一座に加わり、短期間だが浪曲師として活動し、周囲にみずからの出自を明かすこともなく1953年にこの世を去ったある朝鮮人の男性の故郷を探し出し、訪ねる旅をした。名もなく異郷で果てた彼…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。