投企

参ったなぁ。腸の癒着が原因でいきなり腸閉塞になったのが一週間前で、その原因が、三年前の開腹手術にあるらしいということで、えっ、そうなの? 開腹手術すると、腸って癒着するの? って間抜けなことを言って、周囲の人々に怒られたり。で、これは開腹手術の後遺症だと思って、今の自分はそういう体なのだと思って、また閉塞を起こさぬよう食べ物には気をつけてと病院のセンセ。筍、こんにゃく(特にシラタキ厳禁)、きのこ類は基本的に食べない。繊維っぽいのは避けましょうねというお達し。しかし、面倒。癒着の具合を調べるのに、CT撮ったり、レントゲン撮ったり、胃カメラ飲んだり、動かない胃腸を動かす薬を飲まされたり。胃腸が閉塞するだけで、人生が閉塞していくような気分になったり。(これくらいのことでは、閉塞したりはしませんが……)。

そういうときに、サルトルの「実存主義とは何か」を再読して、ずいぶんと鼓舞されたり。そうだ、私を思い切り、投企しよ。