備忘録

自分が何者なのかという問い、ひどく切実な問い。
それは、必ずしも自分のなかから生まれいずるものではなく、私に「何者かであってほしい」と求める、もしくは命じる、誰かから、つまりは私の外部から、ひそかに忍び込んでくる問いでもあるのだろう。


韓龍雲『服従』から、コンスタンチン・トロチェフ『はるのうた』。「支配と服従」への捕らわれから、その乗り越えへ。
怒り、悲しみ、諦めから、赦しへ、生きることへ。