2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2015.3.11展

イトー・ターリさんの呼びかけに応えた、私を含めた5人の表現者が、ともに4年目の3・11を想う場を創ります。 以下は、ターリさんの言葉です。4年が過ぎる 3.11 考え、思いをはせる空白の日にしました。 その日を囲むように、それぞれが表現の場をつくりま…

誰でもそれぞれの死後を生きている。

古井由吉『野川』。受け取りそこねた沈黙がある。その沈黙に耳を澄ます。そこに聞き取る何かは、この世のものではない何かのようである。それを聴く自分自身もこの世のものではないようである。「わたしは一滴の水となった。滴となり大海に失われた。わたし…

 3月21日は、博多で、「浪曲からパンソリへ パンソリから浪曲へ」!!

浪曲:玉川奈々福×澤村豊子 パンソリ:安聖民×趙倫子 道案内:姜信子詳細はこちら。 http://tanise.seesaa.net/article/412890224.html …こんな時代化だからこそ、大道の語りの遊芸者たちの、からからと底抜けの声のチカラ。

妄想する耳

古井由吉の作品集『聖耳』を読んでいる。延喜帝が深夜、京の端で泣く女の声を聴き取り、今すぐその声の主を尋ねよと蔵人に厳命して、探し出させた逸話を表題作「聖耳」の中に古井由吉は書き込んでいる。。 それは声にまつわる空恐ろしい語り。「一里の道を渡…