2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夏は九州であれこれします。

玉川奈々福 夏の九州爆走ツアー!! のお知らせ夏の九州ツアー その1! 8月22日(金) 文学魔窟、<熊本・橙書店>!橙大学 2014 第2回 「かたりかたりかたり」 ―なみよみと(浪読)とろうきょく(浪曲)と与太ばなしの夜― とにかくすさまじくほと…

「わたしは居心地がよいと思う場所には決していたことがなかった。(・・・・・・)さまざまな理由で、恥辱がわたしの全人生を覆い尽くしている」 (デュラス『愛と死、そして生活』)

「殺したい、という欲望を、わたしは一生もち続けている。はっきり言う。わたしがもち続けているもののなかでも、最ももち続けているのはそれだ」(『アルテルナティヴ・テアトラル』誌より)「物事を学んだとたんに、あるいはそれらを見たとたんに、早くも…

メモ。『ここのなかの何処かへ』を読みつつ。

「それはパフォーマンスと呼ばれる」と、トリン・T・ミンハは語りだす。 「演劇、舞踊、マイム、アート、建築、音楽、映画、ビデオ、その他。さまざまな用語が結びつき、交わり合う場から生み出されるものは、名づけという営みそのものに挑戦し続ける」「い…

男の名はヒロシマ、女の名はヌベール」

メモ。『24時間の情事』(監督アラン・レネ 脚本マルグリット・デュラス)を観た。 原作&脚本のデュラスは言う。「わたしは思い出す、一九四五年八月六日のことを。わたしと夫はアヌシー湖に近い収容所の家にいた。ヒロシマの原爆を報じる新聞の見出しを…

獣になる

「獣」である自分自身をめぐる思考をまとめるためのメモ。柳致環「頌歌」より追はれたるカインの如く 彼等が負へる悲しみは久しかりせど 如何ぞ この艱難を 獣となりても堪えざらむ※「獣」は「けだもの」と読む。「わたしの歴史の解釈とかれらの解釈が一致し…

残傷の音

『残傷の音』(李静和編 岩波書店 2009)を読もうとして、 その前にまず付録のDVDを見た。 「アジア・政治・アート」プロジェクトに参加した7人のアーティストの パーフォーマンス、あるいは自作を語る映像。声にならないもの、言葉にならないもの、記憶の形…