猿八座『源氏烏帽子折』公演@新潟県民会館 その2

2月1日朝。新潟市内は昨夜からの雪。県民会館前の風景。
13時からの公演の準備は午前9時よりはじまる。




忠臣たちが互いに誤解して、亡き主君源義朝卒塔婆を互いにつかんで争う場面。昨日の公演を踏まえて、入念な動きのチェックと修正が行われていた。



忠臣たちが、どこできっぱりと見栄を切るか、そのきっかけをあらためて確認。



猿八座の幕。真ん中に猿八座の紋。 くくり猿が「八」という字を抱いている。
「くくり猿」は病を取りサル、禍を取りサル、縁起物。同時に、手足をくくられた猿の姿は、欲望をしばって取りサルものでもある。「猿」に抱かれた「八」の姿のこの紋はなかなかに深い。これは西橋八郎兵衛師匠の作。



開演前、会場風景。本日は満席!



開演前、舞台裏の人形たち。緊張しているようでもある。泰然自若のようでもある。


座付き太夫 渡部八太夫師匠の譜面台。


公演終わって、打ち上げの宴も終わり、横浜に向かって新潟をあとにする。新潟は夜も雪。


2月1日、打ち上げの場の勢いで、
横浜の金沢八景八景島にちなんで、私は猿八座内では「八景」という名に。
友人のきゃさりんは、八とりんで、「八輪」。
よき名であると思います。よきはじまりになりますように。

正しい道よりも、寄り道、脇道、間違った道をくねくね愉快に歩こ。