孤独に連帯する

10月14日、仙台で、「外国人被災者支援プロジェクト」の一環として催された「せんだい移住者・子どもフェスティバル」で垣間見たこと。

そもそも支援プロジェクトの趣旨は以下のようなもの。


東日本大震災によって被害を受け、復興に向けて日夜たたかっている東北の人々。その東北に暮らすのは、日本人だけではない。さまざまな理由によって、東北の地に根を下ろして暮らしている外国人住民たち(2011年3月、災害救助法が適用された市町村に住んでいた外国人7万5千人)も、日本人と同じように、あるいは日本人よりもさらに過酷な条件の中で日夜たたかっている。
 老人や子どもたち、障害者たちと並んで「被災弱者」となっている被災外国人の状況に目を向け、その問題を共に担っていこうという思いのもと、「外キ協(外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会)」、「東北ヘルプ(仙台キリスト教連合被災者支援ネットワーク)」、「NPO笑顔」の3団体は、海外教会の支援を受けて2011年9月、《外国人被災者支援プロジェクト》を立ち上げた。
《支援プロジェクト》は、三つの方向で進めている。(1)調査事業(2)自立支援プログラム(3)情報の共有とネットワークの構築である」



調査事業は在東北の、在日韓国人社会学者が中心となって担っている。私をこのフェスティバルに連れて行ったのも、在東京の在日韓国人社会学者。私も含めて、いずれも3世。

在日の歴史は、この国を他者に開いていく上での財産なのだと私たちは考える。在日以外の外国人移住者、あるいはニューカマーたちが問題を抱えて孤立している時に、在日が動かなくてどうすると、同世代の在日の研究者に言われ、確かにそうだと思う私がいる。

孤独に何かをするのが好きな私は、孤独に連帯できるすべを考える。