植民地主義

80年前の「八重山の戦争」と現代の最新型<無感性暴力の殺戮 by イスラエル>

3か月近く寝ても覚めても取り組んできた石垣島の老師の本の校閲作業がようやく終わりました。 『八重山の1945年』(大田静男 みすず書房)2025年7月16日予定 この本で語られているのは―――、 明治以前、琉球王国の支配下にあった八重山群島が、琉球併合後にい…

メモ: 『帝国を壊すために ―戦争と正義をめぐるエッセイ―』(アルンダティ・ロイ著 本橋哲也訳)

この本は2003年刊行。アルンダティ・ロイはインドの作家、批評家。 これは、2001年9月11日のいわゆる「アメリカ同時多発テロ事件」以降の、「我々の側につくか、それともテロリストの味方をするか」(byジョージ・ブッシュ)というクソ単純大バカ野郎発言に…

『パレスチナの民族浄化 イスラエル建国の暴力』(イラン・パぺ著 田浪亜央江・早尾貴紀訳 法政大学出版局) メモ

『パレスチナの民族浄化 イスラエル建国の暴力』(イラン・パぺ著 田浪亜央江・早尾貴紀訳 法政大学出版局)を読んでいる。 怒りながら読んでいる。 イスラエル建国前夜、1947年11月29日に国連でパレスチナ分割(ユダヤ人支配地域とパレスチナ人支配地域)が…

2025年2月24日「尹東柱 ディアスポラの抒情」@福岡・九州大学 西新プラザ 福岡尹東柱を読む会

「尹東柱 ディアスポラの抒情」 この世のどこでもない場所で、途方に暮れている青年がひとり。 また別の「故郷」は、いったいどこに? <0> はじめに――尹東柱と出会い直す 尹東柱の詩についてはかねてから知ってはいました。折に触れ読んでもきました。「序…

森崎和江「同質性のなかの異族の発見」 メモ 「接触の思想」にまつわる話のみ

<森崎和江の問い ①> 私たち日本民衆にとって、朝鮮問題とは何なのか。それを思想として問う意味はどこにあるのか。 ◆ 民族的接近は、底辺の民衆ほど直接的である。 (つまり、互いを知る前に、双方ともに使い捨て労働力として底辺に閉ざされた。港湾労働、…

2024年9月22日、23日。 能登に芸能のひとときを運ぶ。 

9月22日 北国新聞 朝刊 ◆9月22日 のと千里浜 道の駅 この日は本当は、<こぎつねも森>チームの芸能担当班として、珠洲市若山の正福寺に行く予定だった。 それはもう何カ月も前から現地とやり取りをして、救援物資を揃え、芸能の時間の仕込みもしっかりとや…

2024年8月12日午後1時半~2時 フラッシュモブというやつをやってみた。

ことのはじまりは、クラリネット吹きのワタルさんが、近鉄奈良駅前の噴水の真ん中に立つ行基さんに囁きかけられたことなのです、たぶんね。 そもそもは、「ワタルさんが奈良にやってくるから、みんなでお茶でもしよう」、で始まった話だったんです。 ところ…

「さあ、出発です」 @2024.08.02 ピースマーチ (関西ガザ緊急アクション&KYMCの共催)

ピースマーチには参加できなかったのだけど、 メッセージを実行委員の方が代読してくださった。 ------------------------------------------------------- <さあ、出発です> いま、パレスチナでは、一般市民の大量虐殺、ジェノサイドが日々繰り広げられて…

スピーチ @ 7.26施設障碍者虐殺 8年目の追悼アクション

みなさん こんにちは。 今日は百年芸能祭実行委員会を代表して、この場に来ました。 まず、少しだけ、百年芸能祭について説明します。 百年芸能祭とは、関東大震災から百年となる昨年、2023年に立ちあげられたもので、目指しているのは、これまでの百年間、…

サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ』  メモ その2

2009年3月に東京大学で開催されたサラ・ロイと徐京植の対談に先立ち、徐京植がサラ・ロイの「ホロコーストとともに生きる」へのレスポンスが語られた。 そこで徐京植は、 世に流通する「ユダヤ人対アラブ人」「ユダヤ人対イスラム教」という単純で暴力的な対…

岡野八代『ケアの倫理  ――フェミニズムの政治思想』 読後メモ

たとえば、民主主義の発祥は古代ギリシャだと言われる。 しかし、それは、身の回りのお世話を誰かにしてもらっている男たち(=市民)が担うもので、彼らのお世話をしている奴隷や女たちは市民ではない。 奴隷や女たちの無償の労働の上に立って、自由だの、…

パレスチナのドキュメンタリー映画「壊された5つのカメラ パレスチナ・ビリンの叫び」を観た。

今日、2024年4月21日、大阪西成区の津守、リユースショップえまうすにて。(ちなみに、えまうすはこういう場所 エマウス運動 - EMMAUS OSAKA CENTRE ) イスラエル vs PLOだとか、イスラエル vs ハマスという視点で、俯瞰して語られるものとは異なる、人間た…

阿波根昌鴻『米軍と農民 ー沖縄県伊江島ー 』1973 岩波新書 その1

昨年12月に那覇ジュンク堂一階で開催されていた古書市の、ちはや書房の棚で見つけた本。 1955年 米軍が伊江島真謝地区に襲いかかり、家をブルドーザーで潰し、火を放ち、農地を軍用地として強制収用する。 そこから土に根差し、暮らしに根差し、人であること…