2016-06-18から1日間の記事一覧

旅の写真帖  中山道 柏原宿

中山道を柏原宿めざしてゆく。 柏原宿の入口には日枝神社 十王権現 毘沙門堂とも書かれている。 標識は「やくし」とある。お薬師さんへ。お宮参りを名目に人々が旅に出る。 標識もその建前をきちんと守る。 伊吹山の特産のもぐさは、亀屋佐京商店。ここの番…

旅の写真帖  中山道 醒井宿

番場宿を通り過ぎて、醒井宿へ。 ここは伝教大師最澄が掘り当てた居醒の清水が湧く。 清水から地蔵川が流れだす。ヤマトタケルが傷を癒した清水とも言われる。 清水を歌に詠んだは、対馬にて江戸と朝鮮のなかだちのために心を砕いた雨森芳洲。 通信使ととも…

旅の写真帖   瀬田の唐橋〜摺針峠

雨に打たれて、6月というのに、鳥肌を立てつつ、瀬田の唐橋から琵琶湖を臨む。 生まれて初めて琵琶湖を見た。確かに大きい、海みたいだ、大きな琵琶みたいだ、いまにも歌いだしそうだ、 山は三つの頂があるから三上山、別名ムカデ山。山にまきついて人々に…

 道は人住む里に通ず、里の社の神に通ず。

大津 -草津 -守山 - 武佐 - 愛知川 - 高宮 - 鳥居本 - 番場 - 醒井 - 柏原 - 今須 - 関ヶ原 - 垂井 - 赤坂 と たどってみた。 大津は昔の関寺があったという、今の逢坂・蝉丸神社界隈から。 雨が降っている。肌寒い。出発地は神社。背後には比叡山。海のよう…

 さらに安丸良夫『神々の明治維新』をチェック

備忘メモ 1.神仏分離の影響をもっとも強く受けたのが、修験 神道とも仏教とも区別しがたい行法、呪術。そこに神仏分離が持ち込まれれば、 信仰の内実そのものが失われる。 とりわけ、佐渡の場合は、本山派六十八か院のうち三か院が還俗神勤したほかは、 こ…

中山道を歩くうち、熊楠を読まねばならぬと気づいた。

以下は備忘メモ。 明治の世の「一村一社」(神社の統廃合)について、熊楠は強く異を唱え、「神社合祀に関する意見」を書いてる。第一 合祀の結果、産土神が往復山道一里乃至五里、はなはだしきは十里も歩まねば詣で得ずとあっては、老少婦人や貧人は、神を…