朝からとびきりお楽しみ会@高田保育所

11月15日、陸前高田高田保育所にて、朝9時半より、「朝からとびきりお楽しみ会」!
日本一の若手美人(!)浪曲玉川奈々福と日本一明るい歌のおねえさんシーサー玉城が歌って、踊って、語りました。
まずはシーサー玉城が登場。会の進行係もシーサー玉城。いきなり「アイアイ」で子ども心をわしづかみ。それから、シーサーの鉄板芸「おべんとばこ」。これくらいの、おべんとばこに、とはじまる例のやつ、まずはスタンダードに子どもたちと一緒に大きな身振りで手振りで、次いで、くしゃみを連発しながら身もだえしながらの「くしゃみおべんとばこ」、さらに超高速早回し「おべんとばこ」。こどもたち、笑いころげて、それはもう大変な騒ぎ。


ななちゃーん、との呼びかけに、颯爽と三味線抱えて登場したのは、玉川奈々福! (ちなみにシーサー玉城は、玉ちゃん)。ななちゃんの頭にはたぶんリンゴの帽子。(あとから子どもらに、リンゴジュースと呼ばれてました)。まずは三味線をかき鳴らして、楽しい音、悲しい音、怖い音を聞かせてみたところが、感情移入して三味線を弾くななちゃんの顔を見て、こどもらが笑うんですねぇ。そして、「浪曲シンデレラ」! 君らはここで笑うか! という子どもらの予想外の反応があったり、おそらく人生最初の浪曲体験にどう反応していいのかわからず最初から最後までフリーズしている子どもがいたり、きっとこの日の浪曲との出会いを彼らは一生忘れないでしょう。


玉ちゃん、ななちゃん、ふたり、中島みゆきの「時代」をアカペラで歌いました。「ありがとうの花」を歌いました。アンコールのコールが飛び出し、「虹の向こうに」を歌いました。「時代」をじっと聞き入る先生方の姿が忘れられません。私のかたわらにいたある先生は、最初、配られた歌詞カードをじっと見つめていて、やがて小声で歌い始め、そして歌い終えた後に、「3・11後、初めて『時代』を最後まで歌うことができました」と語ったのでした。


保育所のホールでのお楽しみ会終了後、熊本の花農家の山下てっちゃんとムラちゃん夫妻が贈ってくれたパンジーを、こどもたちと先生方と一緒に園庭でプランターに植えました。黄色いパンジー。パンジーは雪に埋もれても地中にしっかり根を張り、春にはふたたび花を咲かせる強い花。プランターに植え終わると、全員で手をつないで、プランターを囲んで、パンジーが元気に育つよう祈りました。こどもたちは熊本のほうに向かって、ありがとう!と叫びました。



そして、これは保育園の給食。ごちそうになりました。保育所の所長先生手作りの大根の漬物がすばらしくおいしかった。


春になったら、『パンジーは咲いたかな お楽しみツアー』を、と思っています。