プラハは kの街

昨日よりプラハ、旧市街をうろうろ。
カフカの生家を訪ね、(今はカフェになっている)、スペインシナゴーグ脇のカフカ像を見上げ、今日はカレル橋を渡り、カフカ博物館へ。すっかりカフカ観光。
city of K
プラハの街をそう呼ぶのだそうだ。
でも、カフカが、プラハにおいて、チェコの文化の文脈で語られるようになったのは、最近のことなのだともいう。
ドイツ語で書く作家グループの一人だったカフカは、マックス ブロートあてに、書かずにはいられない、しかし、ドイツ語で書くことも、ドイツ語のほかで書くことも不可能なのだ、つまりは書くことそのものが不可能なのだと書き送っている。

書かずにはいられず、だからこそ書くことの不可能を知る。
そういうものとしての文学を知る。

明日、プラハを発つ。