津波まで含めて、全的に、海とともに生きるということ。

これは、3・11後を生きる雄勝立浜のひとりの漁民の言葉。
(言ったそのままではない。私の脳内翻訳を経ている。)

神楽の担い手たちには「好きの神」がついているということ。
神楽に魅入られた者たちは神を宿らせて踊るのだということ。

菅江真澄の記した大地震のあとの東北の風景を想い起こしつつ、
はじまりの神楽を伝承しつづける三陸の町の漁民たちを想う。