ここは、『東日流外(つがるそと)三郡誌』に登場する、
大和朝廷に抗した
アラハバキ族の神が祀られていたと言われる。
中央に権力によって消された
アラハバキ神の社。
津軽には他にも多数あるとされる。
ただし、『東日流外(つがるそと)三郡誌』は壮大なる
偽書とも言われている。
たとえ
偽書であろうとも、
津軽の地で紡がれた壮大なる
史書に流れる「まつろわぬ民」の心情をを読みとれと語ったのは
森崎和江。
注)闇龗
(「くら」は谷、「おかみ」は雨や雪をつかさどる蛇身の神の意) 記紀に見える谷間の水の神。伊邪那岐命が火の神迦具土(かぐつち)を斬ったとき、その剣(つるぎ)の柄(つか)からしたたる血が化して生まれたとされる。くらおかみの神。