山尾三省の言葉を読むうちに、わけもなくざわめく心がだんだんと鎮まってゆく。


ここに書かれているのは、自我の外部へと出てゆくということ。


【問い】 いかにして「野の道」をゆくのか?

「野の道を歩くということは、野の道を歩くという憧れや幻想が消えてしまって、その後にくる淋しさや苦さをともになおも歩きつづけることなのだと思う」(山尾三省